画像だけでは、時間の流れをどう表現すればいい? 1枚の中に「前→後」を押し込めようとすると、説明は増えるのに、肝心の“移り変わり”が見えにくくなる。 動画なら時系列は出せるが、冗長さと計算コストが跳ね上がる。 欲しいのは要点の連鎖なのに、フレームとしては情報が流れ続け、推論の足場として扱うには重たくなりがちだ。
Chain-of-Thoughtが普及して以降、「テキストで考える」から「画像や動画で考える」へと射程が広がってきました。ここで重要なのは、推論の能力そのものだけでなく、推論が“展開しやすい媒体”をどう用意するか、という設計の問題が前面に出てきた点です。媒体は単なる入出力の器ではなく、途中経過をどれだけ自然に保持できるかを左右します。
提案は Thinking with Comics(TwC)。コミックを「高情報密度の中間表現」として使い、推論の途中経過をコマ列として外部化する、というパラダイムです。テキストの思考過程を文章で“見える化”するのと同じ発想を、視覚の時系列表現に寄せて再設計したもの、と捉えると筋が通ります。
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